社畜だけど時々ライター、うっちー(32歳独身)のブログ

豊島区池袋在住、32歳独身サラリーマンのうっちーです。仕事、保険、音楽、読書について、気ままに書いています。

アニメ版『心が叫びたがってるんだ。』を見て、元保険営業マンが叫びたがってるんだ

あと約2か月後の7/22(土)に映画、実写版『心が叫びたがってるんだ。』が公開されます。

 
この作品は、2015年の9月に公開されたアニメ『心が叫びたがってるんだ。』の実写版。

 

実写版の公開を楽しみにして待ちきれないうっちーは、休日にネットで違法に公開されている無料動画を探してアニメ版のDVDをTSUTAYAで借りて予習。
(もちろん、映画館にも観に行っていますが)
 
―あらすじは、ヒロインの女の子が、小学生の時に発したある一言をきっかけに、家族がバラバラに。それ以来、人前で言葉を話すことができなくなってしまった彼女が、高校生活でのクラスメイトとの友情をきっかけに、変わっていくという青春ストーリー。
実在の埼玉県秩父市を舞台にした作品で、人間の描写にもリアリティがあり、実際にこの作品を観た多くの人が感動したようです。
 
私自身もこの作品にとても感動したその1人ですが、保険の営業経験のあるうっちーにとって、アニメ映画のストーリーの中でいくつか気になった点がありました。
 
そこで今回は、『心が叫びたがってるんだ。』を見ながら、元保険営業マンが叫びたかったことを書きたいと思います。(ネタバレにならない程度に)
 

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“ヒロインのお母さん=生保レディ”の意味

ヒロインのお母さんは、生命保険の営業の仕事をしています。
車で外回りをして、夜も遅くに帰ってくるというシングルマザー。
離婚する前は、小学生のヒロインの帰宅を自宅で待っているシーンから、専業主婦だったであろう事が伺えます。
 
そもそも生保レディは、戦後、未亡人となった女性への就労対策とした始まった制度によって浸透していった仕事という歴史があります。
 
生命保険の営業は、成績次第で高い報酬が貰える事で知られています。
シングルマザーとなり、専業主婦から一人娘を養う為に選ぶ道としては、とてもリアリティのある役柄設定です。
制作スタッフのリアリティへのこだわりが感じられますね。
保険のパンフレットもリアリティがあり、おそらく、アヒルのマスコットで有名な外資系保険会社と推測できます。

 

ホントは、高齢者の保険加入は厳しいんだけどね

劇中には、ヒロインのお母さんが、生保レディとして営業をしているシーンもあります。
営業先は、ヒロインが恋をするクラスメイトの男の子の自宅。
この男の子の家庭は、事情がありお父さんお母さんがいないので、その祖父母が育ての親となっています。
“孫の将来の為に、万が一の為に、お金を残してあげたい”という育ての親の愛情が感じられるシーンです。
 
画としては、生保レディが、70代くらいの高齢者に保険のパンフレットを見せて保障内容の説明をしているのですが、ただ実際には、高齢者の保険加入は厳しいです。
 
生命保険(死亡保障)、医療保険、がん保険等は、加入時に審査がありますので、高齢な方ほど引っ掛かってしまうケースの多く、また加入できたとしても、保険料が高額になってしまいます。
もちろん保険会社や保険商品によって高齢の方も加入できる商品もありますが、保険として十分な保障額を残す事は難しいと言えます。
 
ヒロインのお母さんは、営業的に大きな期待が持てないであろうに見込み客(子供のクラスメイトの高齢の祖父母)に対して、手土産を持って自宅に訪問している訳ですが、それが自宅に伺う為のマナーとしてなのか、保険加入してもらいたい期待なのか、はたまたクラスメイトの祖父母だからという気遣いなのか…その真意までは分かりません。
 

保険営業は日々悩んでいる

作品の中で、「保険」について触れるシーンは5分もありません。
もちろん作品の1番の魅力は、高校生の男女の友情青春ストーリーです。
 
しかし、上記のようなワンシーンだけをとっても、
保険営業に携わる人が、
どういう経緯でその世界に入り、
どんな事を悩んでいるのか…
というリアルさは伝わります。
 
シングルマザーとして、一人の娘の親として、保険の営業マンとして、とても複雑な心境を描いた深みのあるシーンなのです。
 
そんなちょっとしたワンシーンからも、この作品の作り手のこだわりを感じることができますね!
 
ちなみに、このヒロインのお母さん。
アニメ版の声優さんは、吉田羊さん!
そして実写版は、大塚寧々さんが演じるそうです。
 
今から実写版の公開が楽しみです!